すみだ水族館 SUMIDA AQUARIUM BY ORIX

コラム

【全3回】小笠原村との連携取組みレポート2025「AQTION!パートナー 株式会社ニチレイとの活動レポート」

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  • 水族館の裏側

みなさんはすみだ水族館と小笠原諸島のつながりをご存じですか?
すみだ水族館は2012年のオープン時より小笠原村と連携をして、東京にある世界自然遺産を発信する活動を続けています。
本コラムでは、全3回にわたって2025年度の小笠原に関する取組みについて紹介しています。
第3回はAQTION!パートナーとして一緒に活動をする株式会社ニチレイとすみだ水族館の取組みについてお話します。

■連携協定の締結

2025年8月、株式会社ニチレイとすみだ水族館は、連携協定*1を結びました。‌

この協定は、未来を担う子どもたちのチカラを育み、地域社会や生物多様性の保全に貢献してくことを目的としています。

今回、小笠原諸島の父島に社有地を持つニチレイが、すみだ水族館の「AQTION!」*2の取組みに賛同したことで、本協定の締結に至りました。

本協定により両社は、東京都小笠原村を繁殖地とするアオウミガメの保全活動や、小笠原村の情報発信などを通して社会課題について考える機会を提供する予定です。

■2025年9月の小笠原渡航について

すみだ水族館では、小笠原諸島で生まれたアオウミガメの赤ちゃん2頭をお預かりし、外敵に襲われにくい大きさになるまで1年間大切に育て(詳しくはこちら)、飼育スタッフの手で故郷の海に還しています。

今年はニチレイのサステナビリティ戦略部のみなさん(3名)とともに、小笠原諸島へ行ってまいりました。

ここからは活動の一部をご紹介します。

■ウミガメ教室への参加

渡航初日は、小笠原海洋センターが開催するウミガメ教室に参加し、3時間たっぷりウミガメのことを学びました。

アオウミガメの生態や歴史に関するレクチャー
アオウミガメたちへの給餌体験や甲羅磨き体験

保全活動の一環である埋卵も体験

小笠原海洋センター周辺の海岸は「製氷海岸」と呼ばれていますが、それは、この付近にかつて日東製氷株式会社(ニチレイの源流となる製氷会社のひとつ)の製氷工場があったためです。

海洋センターには、今でも製氷工場跡のレリーフが残っています。

<ニチレイ佐藤さん>
「初めて子ガメに触れ、甲羅磨き体験をさせていただきました。

子ガメが想像以上に気持ちよさそうな様子を見せてくれ、驚きつつも楽しい時間となりました。

当社と関わりが深い小笠原村の製氷工場の跡地を訪れ、製氷海岸が絶滅危惧種であるアオウミガメの産卵・繁殖の貴重な場所だと知る事ができました。

未来に向け、豊かな自然を守っていく活動に取り組んでいきたいという思いがさらに高まりました。」

■海に還ったハートとロック

渡航2日目は、ハートとロックが海に還る様子を見届けました。

すみだ水族館とニチレイの他に、小笠原村の村長や副村長、YouTubeの配信の視聴者など、多くの方に見守られ、2頭は飼育スタッフの手を離れて泳ぎ出していきました。YouTubeアーカイブ

海に還ったハート(左)・ロック(右)

<ニチレイ神山さん>
「あまり迷うことなく海に還っていく後ろ姿の力強さに感動しました。

海に入ってから見えなくなるまではあっという間でしたが、無事に大きくなってまた小笠原に戻ってきてくれることを願いながら見守っていました。」

■大村海岸の清掃活動

渡航中はアオウミガメの生態について学んだだけでなく、東京都環境公社の主催する「TOKYO海ごみゼロアクション」に参加し、大村海岸の清掃活動も行いました。

一見きれいな砂浜にも海洋プラスチックがたくさん

<ニチレイ飯塚さん>
「清掃前は、「こんなにも白くきれいな砂浜のどこにゴミがあるのだろう」と思っていました。

実際に活動に参加してごみを探すと、漁具の一部など比較的大きなゴミだけでなく、多くのマイクロプラスチックが落ちていることにとても驚きました。

これまでも清掃活動を続けられていると思いますが、継続した取り組みに加え、人間がゴミとなるものを海に捨てないことが重要だと強く感じました。」

■今後の活動に向けて

<すみだ水族館 堀内>
「今回の小笠原への渡航は、私たち、すみだ水族館館が持っているノウハウとニチレイさん“ならでは”の知見と力を合わせて、未来につながる“何か”を創っていくための貴重な機会となりました。

未来の子どもたちに、この美しい海・島を残していくためにも、まずはみなさまに、もっともっと小笠原のいきものの多様性、自然、魅力を知っていただけるきっかけづくりが必要です。

これからの活動は、そんな取組みを一緒に推進出来たらと思っています。」

<ニチレイ佐藤さん>
「今回の小笠原訪問では、アオウミガメの保全活動に加え、美しい海や豊かな自然など、現地を訪れたからこそ分かる魅力や得られる経験が多くありました。

創立から80年にわたり社会課題を解決してきたニチレイグループとして、自然環境を未来につないでいくためにできることがあると考えています。

今後も地域社会や生物多様性保全に貢献する取組みや情報発信を、すみだ水族館様のお力添えをいただきながら進めていきます。」

すみだ水族館とニチレイは今後、アオウミガメの保全活動を始めとして、自然や社会の大切さを感じ、考えるきっかけをお届けしていきます。

これからも両社が力を合わせ、さまざまな取組みを広げてまいります。

*1連携協定: 株式会社ニチレイと生物多様性保全の連携協定を締結~小笠原村の情報発信を通して、豊かな生態系を未来へつなぐ~ | 東京スカイツリータウン®にある「すみだ水族館」【公式】
*2AQTION!:2021年12月20日付リリース:未来の地球にバトンをつなぐ、サステナビリティ推進プロジェクト「AQTION!(アクション)」


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