カテゴリー
人気のキーワード
人気ランキング
2022.03.23
子どもたちの夢を叶える企画に参加しました
「すみだっ子たちの夢支援プロジェクト」に、すみだ水族館が参加しました。このプロジェクトは、こどもたちの純粋な夢や願いを実現させるために、保護者や地域のコミュニティが一丸となって、こどもたちにかけがえのない体験やノウハウを提供するプロジェクトです。今回、「東京海洋大学に進学して魚博士になりたい」「ペンギンの飼育員になりたい」と願う小学生の子どもたち3名の夢を実現させる企画に参加しました。
「東京海洋大学に進学して魚博士になりたい」
~いきものとの向き合いで大切なことを知ってもらう~
魚博士になりたい!という夢を叶えるためには大人になるまでに何をしたらいいのか、という疑問に対して東京海洋大学出身の飼育スタッフがお応えしました。
当日は、午前10時に水族館でお出迎え。まずは、お互いの自己紹介からスタートです。将来の夢、魚博士になってやりたいこと、飼育スタッフが大学で勉強していたこと、さまざまな魚に関わる仕事がある中でどうして飼育スタッフという職業を選択したのか…などなど、こどもたちが将来のキャリアを考えるヒントになるようなお話をしました。少しずつ緊張がほどけてきたところで、今度は水族館の裏側に移動。魚たちの飼育を、普段は見ることのできない角度から見学しました。特に、上から見る小笠原大水槽には、この日一番の大興奮でした。さらに、チンアナゴの卵やクラゲのポリプなど、水族館の小さないきものを顕微鏡で観察し、観察のポイントなどを飼育スタッフが直接伝授しました。
この経験を通して、また一歩夢に近づいてくれた様子でした。将来、魚博士として、すみだ水族館でお会いできる日が楽しみです!
「ペンギンの飼育員になりたい」
~ペンギンの飼育員のお仕事を見学・体験してもらいました~
実際にペンギンの飼育をしているスタッフと一緒に、普段おこなっているお仕事を体験してもらいました。
まずは、すみだ水族館のペンギンたちを知ることからスタート。すみだ水族館の49羽のペンギンの名前や、ゴハンをあげる際のポイントを勉強します。その後、実際にいきもののゴハンの準備(調餌)をし、そのゴハンをいきものにあげるようす(給餌)や、水槽を清潔に保つ掃除のようすを見学、最後はワークシートを用いながら健康管理の為に大切ないきものの観察を行いました。ペンギンのお世話のほかにも、オットセイの体重測定や、飼育日報への記入も行ってもらいました。
実際に館内で働いている飼育スタッフとの交流を通じて、いきものが水族館で毎日健康に暮らすために大切にしていること、行っている作業のポイントを教わりました。最後はお気に入りのペンギンを見分けることにも成功!早くもペンギンの飼育員としての第一歩を歩み出していました。
地域の子どもたちに寄り添える水族館を目指して
昨年に引き続き、文花中地域ふれあいまつりのご担当者様から再度お声がけをいただき、本年度も素敵な企画に参加することができました。いきものを好きな気持ちは、水族館にいらしたみなさんも、水族館で働くスタッフも同じです。その気持ちをお互い通わせることで夢を追いかける背中を押すことができれば嬉しいです。
また、すみだ水族館としては昨年12月に始動したAQTION!の取り組みの一環として今回の企画に参加しました。水族館や飼育スタッフが地域の資源となり、こどもたちの感性を育む機会をつくることが、すみだ水族館だからこそできる未来を豊かに変えていくサステナブルな活動の1つだと考えております。
今後、すみだ水族館がもっと地域のみなさんの身近な場所になり、写真や映像では分からないいきものたちの魅力や、いきものに愛情を持って接している飼育スタッフの姿に共感してもらうことで、地域といきものを近づける役割を担っていくことができればと思っています。
<すみだの力応援助成事業>
地域のまちづくりを担う団体の成長と発展を目指して、墨田区の地域課題に取り組む、先駆的・創造的・発展性の高いまちづくり活動を支援する制度です。助成対象として採択された団体には、活動経費の一部を“すみだの力応援基金”(区民や事業者等による寄付金)から助成します。
<墨田区青少年育成委員会連絡協議会>
育成委員会は、区内の10中学校区に設置され、各地区の独自性を持って、自主的に地区内の青少年に関する関係機関や団体との連携調整などの役割を持っています。育成委員会の構成は町会・自治会、PTA、青少年委員、民生児童委員、保護司や女性団体、青少年団体など区内の様々な関係者や団体による委員構成で、民主的に運営しています。