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2018.09.08
【癒される写真も!】とにかく可愛いペンギンのおもしろ雑学
愛らしい瞳にぷっくりとしたお腹、よちよちとぎこちなく歩く姿。
今回は見るだけで癒されるペンギンたちの写真はもちろん、意外と知らないペンギンのおもしろ雑学やすみだ水族館のマゼランペンギンについての情報を、ペンギン愛をたっぷり込めてお届けします!
「ペンギン」と聞いて皆さんがまっさきに思い浮かべるのは、氷に囲まれた南極で暮らすペンギンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
なんとなく「ペンギン=寒い地域に生息している」と思っていませんか!?
確かに南極にペンギンが多いことも事実ですが、実はペンギンたちは南半球の広い範囲に生息しているんです。ニュージーランドや南米、南アフリカなど温かい地域にもさまざまなペンギンたちが生息しています。ちなみに、南極でしか繁殖しないものはエンペラーペンギンとアデリーペンギンの2種だけで、最も多くの種類のペンギンが生息するのはなんとニュージーランド!
なので、水族館で飼育されているペンギンすべてが寒い環境の中で飼育されているわけではないんです。
すみだ水族館では20度前後の水温で飼育しています
思わず「あっ、そうだった!」と思った方もいるのではないでしょうか?
意外と忘れられているこの事実、ぜひこの機会にしっかりと心に刻み付けてください!
日本では「人鳥」と書いて「ペンギン」と読ませる場合もあります。おそらくペンギンの立ち姿が人間に似ていることに由来するといわれていますが、そのせいか、とても親しみやすい印象を持ちやすい鳥でもあります。
飛べない鳥だからこそ、人間が身近に感じるのかもしれませんね♪
どことなく体型も人間に似ているような・・・?
皆さん、意外と泳ぐペンギンの姿を見たことは少ないのではないでしょうか?
水族館などでペンギンたちを見ると、水面でちゃぷちゃぷと浮きながら泳いでいる姿を見かけることはあると思います。でも、ペンギンたちは水中でとても華麗にすいーっと速いスピードで泳げるんです!たまに勢い余ってジャンプする姿が見られることも♪
ちなみにこのジャンプしながら泳ぐことを「イルカ泳ぎ」といいます。野生下では、捕食者たちから身を守るためにこの泳ぎ方で逃げる場合もあるそうです。
ペンギンたちは空を飛べませんが、水中でフリッパー(翼)を広げ羽ばたくように泳ぐ姿を見ると、やっぱりペンギンって鳥なんだなーと思うのではないでしょうか。
泳ぐペンギンの姿はかっこいい!
「えっペンギンって鳴くんだ!」と驚いた人もいるかもしれないですね!もちろんペンギンも鳴きます。ではペンギンたちはどんな風に鳴くのでしょう?
見た目の可愛らしさから想像すると、かん高い声で慎ましく鳴きそうなイメージですが、実はすごく野太い声でホーホーと鳴くんです。特に南アフリカに生息するケープペンギンや南米に生息するマゼランペンギンは、その鳴き声を「ロバのような声」とも表現されたこともあります。
すみだ水族館でも、マゼランペンギンたちが鳴き声で大合唱をしていることがありますが、思わず音楽ホールで聞きたくなってしまうほどよく通る鳴き声ですよ♪
どんな鳴き声か気になる方は、ぜひすみだ水族館へ!
すみだ水族館のプール型水槽には49羽のマゼランペンギンたちが暮らしています。(2017年4月現在)マゼランペンギンは、野生下では主にアルゼンチンやチリなど南米の広い地域に生息しており、かなり暑い地域に住む場合もあるため脂肪の量は比較的少なめです。なので、日本の気候は快適に過ごせる温度なんです。
また、すみだ水族館で暮らすマゼランペンギンたちは穏やかな子が多いそうで、ちょっとした仕草や表情を見ていると不思議となんだか癒されます♪
首元に黒いラインが2本入っているのもなんだかオシャレですよね!
すみだ水族館では1日に3回ペンギンたちにゴハンをあげています。「ゴハンだよー!」と飼育スタッフがペンギンたちに声をかけると、おなかを空かしたペンギンたちはみんな飼育スタッフの方へ集まっていきます。水面から身を乗り出してゴハンを欲しがるその勢いは、初めて見たらびっくりするかもしれません。
ペンギンたちにはゴハンとしてアジやイワシをあげていますが、飼育スタッフが1羽1羽に手渡しで魚をあげていきます。そして食べた子の名前を叫んで、どの子が何匹魚を食べたかをチェックしている飼育スタッフに知らせます。毎回、この子食べすぎだなー、この子食べてないなーと健康チェックも同時に行っているんです。私たち人間も食べる量はその人によって違いますよね。ペンギンたちも1羽1羽食べる量や食べ方も違うので、その子の個性に合わせてゴハンをあげているんです!
ちなみに、ペンギンたちもゴハンがそろそろ来る!とわかっているのか、ゴハンの時間が近付くとなんだかそわそわと水槽の中をみんなで同じ方向に泳ぎ始めます。まるで群舞のようにきれいに揃って泳ぐ姿はとてもかっこいいですよ!見かけたらそろそろゴハンの時間なのかな~と思ってあげてください♪
マゼランペンギンはペンギン全種のなかでも特にカップルの絆が強いと言われ、とても愛情深い種なんです。それぞれのカップル達にはマイホームのようなお気に入りの場所があり、夜になると必ずそのお気に入りの場所に帰っていきます。寝るときも身体をぴったりと寄せ合って、お互いに羽づくろいし、くちばしでつつきあっている仲むつまじい姿には、世のカップルたちも思わずうらやましくなってしまうほどではないでしょうか!?
くちばしでつつき合うラブラブカップル
ちなみにマゼランペンギンの離婚率は3%と言われています。ただ、卵を産むほど絆が強い夫婦になるまでは、ペンギンたちも私たち人間と同じようにさまざまな恋愛模様を経験します。片思いや三角関係や相手の浮気(!)まで、それぞれのカップルにはそれぞれのストーリーがあるんです。
すみだ水族館には13組のペンギンカップルがいますが(2017年4月現在)、それぞれのカップルの馴れ初めや裏話を知ればもっとペンギンたちを身近に感じられるはず♪
ぜひすみだ水族館の飼育スタッフに聞いてみてくださいね!
すみだ水族館で一番のベテラン夫婦「カリン」と「カクテル」
1番お兄さんお姉さんの「はなび」と「まつり」
「カリン」と「カクテル」がお父さんとお母さんです!
ちょっとわがままガール?「まつり」です♪
おっとりマイペースな「はなび」
最初はかなりびびりだった次男「はっぴ」
でもかまってちゃんな「はっぴ」
お兄ちゃんもたじたじ!?気が強い次女「たいこ」
度胸のある「たいこ」は物怖じしません!
「ローズ」と「わらび」がお父さんとお母さんの「ふうりん」
昨年生まれました♪
泳ぐのがへたでした。。。
まだ子どもでお腹に黒いラインがありません。
2017年に生まれた「わっしょい」です!
「カリン」と「カクテル」にとって5羽目の赤ちゃんでした
その後も続々と生まれ、2017年は合計で6羽の赤ちゃんが誕生しました!
みなさん、これを読んでいたらだんだんとペンギンたちに会いに行きたくなってきたんじゃないですか!?
今回ご紹介したペンギン情報以外にも、すみだ水族館では、それぞれのペンギンたちの個性など飼育スタッフが語りだしたら止まらないペンギン愛に溢れたペンギン情報がまだまだたくさんあります!ペンギンたちに会いたくなったらぜひすみだ水族館へお越しください♪
【参考・引用文献】「ペンギンの世界」 上田一生 岩波新書
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