2021.04.13
すみだ水族館(所在地:東京都墨田区、館長:中村 雄介)は、2021年4月16日(金)~7月18日(日)の期間、いきものの「カタチ(姿)」と「くらし(棲み処)」をデザインし展示する企画展「カタチとくらし」を開催しますのでお知らせします。本企画展は、昨年に次いで、2回目の開催です。
本企画展には、大きな水槽の中では気づきにくい、小さないきものたちの「カタチ(姿)」と「くらし(棲み処)」の関係性を表現し、いきもののことをより知ることで、いきものをより身近に感じていただきたいという想いを込めています。ミスジリュウキュウスズメダイやビッグベリーシーホースなど、個性豊かで小さないきものたちを、飼育スタッフが監修した6つの水槽展示でご覧いただけます。いきものの体の形や色、模様は、住んでいる場所やその習性などに基づいています。いきものたちの「カタチ」の由来がわかる「くらし」の特徴を、「ぐるぐるの家」「だんだんの家」などテーマを設けた独創的なデザインで表現しています。
例えば、海の浅瀬などで暮らすナベカは、フジツボやオオヘビガイの貝殻などを巣穴にする習性があり、小さな穴にも後ろ向きのまま収まります。そのナベカの習性や特徴をわかりやすくご覧いただけるようデザインしたのが「あなあなの家」です。丘のようなデザインは、危険が迫るとすぐに穴に入れるよう、お腹を地面につけながら泳ぐナベカたちが移動しやすい設計にしています。また、細長い体にぴったりとフィットする穴を好むため、大小さまざまな大きさの穴を用意しました。海や川に暮らしているいきものたちの「カタチ」が、彼らの「くらし」にどのように由来しているのか、想像を巡らせながらご覧いただけます。
すみだ水族館のコンセプトである「近づくと、もっと好きになる。」を体現した展示をお楽しみください。
企画展「カタチとくらし」展示概要
飼育スタッフが監修し、小さないきものの姿形や習性にちなんでデザインした企画展示です。それぞれのいきものの生態の特徴を観察できる棲み処を表現しています。
展示期間:2021年4月16日(金)~2021年7月18日(日)
展示場所:6階 テラススペース
展示内容:
①「しましまの家」×ミスジリュウキュウスズメダイ
②「とげとげの家」×ヘコアユ
③「あなあなの家」×ナベカ
④「だんだんの家」×スザクサラサエビ
⑤「ぐるぐるの家」×ビッグベリーシーホース
⑥「にょきにょきの家」×クダゴンベ
後 援:墨田区教育委員会
左:「ぐるぐるの家」×ビッグベリーシーホース 右:「にょきにょきの家」×クダゴンベ
「あなあなの家」×ナベカ