2024.09.12
すみだ水族館は、2024年9月14日(土)より、小笠原生まれのアオウミガメの赤ちゃん2頭を5階「オガサワラベース」の水槽にて一般公開しますのでお知らせします。
すみだ水族館は、2012年の開業時より東京都小笠原村と提携し、絶滅危惧種であるアオウミガメの保全活動に参画しています。その一環として、小笠原諸島で生まれたアオウミガメの赤ちゃんを、外敵に襲われにくい大きさに成長するまでの約1年間、当館で大切に育て故郷の海へ還す活動を行っています。
2023年9月にお預かりした2頭「ボニン」と「ブルー」は、それぞれ「ボニン」が甲長7.7cmから21.3cm、「ブルー」が8.2cmから21.5cmに成長し、2024年9月11日(水)に飼育スタッフが見守る中、小笠原諸島の海に還りました。9月14日(土)から新しく展示する2頭は、5階「オガサワラベース」の水槽で今後約1年間暮らし、皆さまに成長を見守っていただきます。2頭のようすを間近で観察できる水槽付近には、甲長・体重などの測定データ、成長グラフを掲示するほか、館内ではゴハンを食べるようすを見ることができます。
公開初日には、2頭が初めて水槽に入る「お披露目会」の開催を予定しています。水槽に入る前には、小笠原村の子どもたちが考えた2頭の名前を発表します。他にも2頭の公開を記念したワークショップの実施や、オリジナルシールを配布します。
すみだ水族館は、2頭のアオウミガメの赤ちゃんを通じて、小笠原諸島の豊かな自然や保全活動を知っていただけるよう、館内や公式SNSなどで成長のようすを発信していきます。
①アオウミガメの赤ちゃんについて
今年の8月5日(月)に小笠原諸島で生まれたアオウミガメの赤ちゃん2頭を迎え、小笠原諸島の海に還すまでの約1年間、5階「オガサワラベース」の水槽で公開します。甲羅の長さが約8cmの赤ちゃんたちが、1年間でどのように大きくなるのか館内掲示の成長記録とともに観察してください。
展示期間:2024年9月14日(土)~2025年8月下旬予定
展示場所:5階 小笠原エリア内 オガサワラベース
※ 1日3回ゴハンの時間があります。間近でゴハンを食べるようすを観察できます(時間は非公表)。
※ いきものの体調などにより展示内容は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。
アオウミガメの赤ちゃん
②お披露目会について
アオウミガメの赤ちゃん2頭が初めて水槽に入るようすをご覧いただくことができます。水槽に入る前に、飼育スタッフによる保全活動についての説明や2頭の体の計測をするほか、小笠原村立小笠原小学校5年生が考えた名前を発表します。
開催日時:2024年9月14日(土)午前9時10分 ~午前9時35分
開催場所:5階 オガサワラベース
参加方法:ご参加希望の方はオガサワラベースにお集まりください。
③【ワークショップ】ウミガメウォッチ powered by 朝日信用金庫
孵化したばかりのアオウミガメの赤ちゃんを等身大のクラフトで作るワークショップです。腕時計のように腕につけ、水槽にいる赤ちゃんたちと大きさを見比べることができます。また、ワークショップに参加された皆さまに、「AQTION!」パートナー※である朝日信用金庫とすみだ水族館が実施した「小笠原諸島でのビーチクリーン」についてレポートしたオリジナルリーフレットをお渡しします。
※ すみだ水族館が行うサステナブルな活動「AQTION!」に賛同し、ともに取り組んでいる企業
開催期間:2024年9月6日(金)~2024年10月24日(木)
開催場所:5階 アクアアカデミー
開催時間:平日 午前11時~午後4時(最終受付 午後3時30分)/土日祝 午前10時~午後5時(最終受付 午後4時30分)
参 加 費:無料 ※ 水族館入場料別
参加方法:当日5階アクアアカデミーにて受付
④オリジナルステッカープレゼントキャンペーン
公開初日に「ウミガメ見逃し注意!」のオリジナルステッカーを配布します。
配布日時:9月14日(土)午前9時 ~午後9時
配布場所:5階インフォメーション
※ すみだ水族館公式LINEを「お友だち」に追加いただいている皆さまには、9月15日(日)~9月30日(月)の期間、館内5階インフォメーションにて本ステッカーを配布いたします。
オリジナルステッカー
⑤【ミュージアムショップ】オリジナルブックマーカー
「ミズクラゲ」「アオウミガメ&ユウゼン」を描いたブックマーカーです。「アオウミガメ&ユウゼン」のデザインは、すみだ水族館でお預かりしたアオウミガメの赤ちゃんが小笠原の海で元気に泳いでいるようすをイメージしました。
発 売 日:9月14日(土)
価 格:各750円(税込み)
2011年6月に世界自然遺産に登録された小笠原諸島は、国内最大のアオウミガメの産卵地であり、現地ではさまざまな保全の取り組みが行われています。すみだ水族館は小笠原村の活動に賛同し、お客さまにアオウミガメの赤ちゃんのかわいらしい姿や成長の過程、希少性をお伝えするため、約1年間お預かりして育て、小笠原諸島の海へ放流する活動※に参画しています。
※ 小笠原村が所有する小笠原海洋センターでウミガメの保全活動を行っている認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャーが主催する、ウミガメジョイントブリーディングプログラム。
世界自然遺産 小笠原諸島
<アオウミガメについて>
アオウミガメは、国際自然保護連合(IUCN)および環境省により絶滅危惧種としてレッドリストに登録されています。小さい頃は雑食性ですが、大きくなると主に海藻や海草を食べ、甲羅の大きさが最大約100cm、体重約200kgまで成長します。毎年春から夏にかけて浜辺で産卵し、約2カ月後に孵化(ふか)します。一度に100個以上の卵を産みますが、1年以上生きられるものはごくわずかで、成熟するまでには約40年かかると言われています。
すみだ水族館・京都水族館から発信する、未来の地球をつくる活動です。水族館のアクションであり、みんなのアクションにつなげたいとの思いを込めて、「AQUARIUMからはじまるACTION」という意味で、「AQTION!」と称しています。
多彩ないきものの生活に触れ、間近に感じることができる水族館が、地球環境やいのちの大切さを思うきっかけとなり、未来を創造する子どもたちのチカラを育むことを目指しています。小笠原村との取り組みも、この「AQTION!」の活動のひとつです。
AQTION!ロゴ
■「AQTION!」公式ウェブサイト
https://www.sumida-aquarium.com/aqtion/